やりたいことがわからない。 自分にしかできないことって何?
そんな悩みを抱えている20代へ向けて、今だからこそ伝えたい言葉があります。
そんなの、自分がこの世から去ったときにしか結局わからない。
でも、その悩みは素晴らしいこと。あなた自身が自分と向き合おうとしているサインです。
答えよりも一生かけて自分に対する問いを立ててその時のあなたを受け入れてみませんか。

20代のキャリア迷子とは?
恐らく、多くの方が社会人経験3年目くらいの間で一度は考えたことがあること
「自分ってこのままでいいのかな?」
わたしもありました。しかし、何度もこの質問を問いかけるも、考える体力がないくらい疲弊していたと今は振り返っています。
ただ、気づいたんです。自分が自分と向き合うことを後回しにしている間にも、時間は刻々と過ぎ、周りの友人はキャリアチェンジをしたり、ライフステージもそれぞれ異なったり、そんな他者の人生を横目に取り残された感覚、得体の知れない焦りや不安が出てくる。
そんな感情を抱きながら過ごしている人、共感してくれる人は多いかと思います。
これは、海外でも話題になっている「クウォーターライフクライシス」という現象で言語化されています。
いわゆる100歳からみて4分の1の年齢における葛藤です。まさに25歳前後。
ライフステージが異なり、今まで横にいると思っていた友人が急に遠く感じてしまう現象は時間と共に遅かれ早かれ誰しも訪れるのではないかと考えます。
そんな中、考えるきっかけを持ったあなたはきっとこの記事をみてくれているのでしょう。
自分の違和感を頼りに進む大切さ
他人の答えではなく、自分の問いを持つ。
自分の感情が動いた時、その時はまず自分自身に耳を傾けてみましょう。
私自身、この感情と向き合い続ける中で、様々な解消法を学んできましたが、シンプルにこの問いをしてあげることをお勧めします。
「もしも、自分の人生の残り時間を知っていて、なんの制限もなかったら何をする?」
この類の問いは数多く存在するかと思いますが、まずはこの質問を進めたいと思います。
なぜなら、私たちは、まるで明日も絶対に生きているという確信を持ったような振る舞いをし、まるで自分はいつの間にか何かに囚われた被害者のような発言をしてしまうことが自然にあるからです。
決してそれはダメなことではない、ということは明言しておきます。
ただ、この感覚は本能として自己防衛をしていることの表れであり、自分が無意識に避けてしまっていることに対して意識を向けることが重要と思っているのです。
しかも、20代の若いうちにそれに気づくことの価値は計り知れません。
自分の違和感や感情の変化に意識を向けて、何日もかけて向き合っていきましょう。
今日明日でスッキリすることは稀で、人生をかけて向き合うことを習慣にすることでより自分の生き方を追求できるものだと思っています。

「これだ」と思える道はいますぐ見つかるものではない
「もしも、自分の人生の残り時間を知っていて、なんの制限もなかったら何をする?」
こんな壮大な質問に対してこれだ!とはっきり言えなくていい。
ここで答えが見つかるには人生経験がまだ少なすぎるし、見つかるわけがない。
でもいくつか浮かんできた考えを忘れないようにしてあげることが大切です。ちょこっとメモに残しておくこともおすすめです。
毎日寝る前に、同じ質問を繰り返し、何度も浮かぶことがあなたの本心が優先したいことの可能性が非常に高いので、まずはそこに気づくことだけで十分。
そんな気持ちが積もり、いまなら動けるというときに体が勝手に反応してくれる瞬間がきます。ただ、先ほどの質問を問い続けた場合です。これを一回だけ行ってもほぼ無意味です。
他人を見て答えを探すのではなく、自分への問いを持つこと
それが私が20代でしてよかったことと自信を持って言えるし、そのおかげで他人に答えを求めて苦しむ自分から解放されました。
私も航海の途中。
みなさんも、ぜひ、意識的に時間を割き、自分の心と対話をしてみてください。
「何者か」になるより「自分のままでいる」こと

消極的な言葉に聞こえるかも知れませんが、私たちは社会に出たときに
「何者か」になりたいという意識が外部の影響により強くなってしまう。
他人を見てその形を美化し、自分にはそれが足りていないなどという感覚、もしくは向き合うことに対する自己防衛家のように興味がないという感覚。
人によって様々な捉え方や感覚が生じ、その時々によって同じ人でも感情が異なります。
自分の心からの信号を捉え、他人に答えを見つけるのではなく、自分に対する問いをあげてみましょう。
貴重20代でこのことに気づいて自分らしく幸せに他者と関わり合える人がもっと増えたらと願っていますし、私もその一人であり続けます。
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